2026.07.04
お世話になっております。協和精機です。7月に入りましたね!もう7月か~ともならずに平常運転で過ごしております。人によってはもう7月か~かもしれないし、もうすぐ夏休みかもしれないし!協和精機は年中変わらず稼働中です!
今回も金型・成形品の不具合についてのご紹介です。今回は「ヒケ」ってやつです。


左が正常な形。右のモデルはピンクにへこんでいますね。この意図しないへこみや歪みが「ヒケ」です。じゃあなんで歪んじゃうの?っていうところですが、成形品の裏面を見てみましょう。


裏面です。右のモデルは突起が付いていますね。これがヒケの原因となります。
射出成型に使われる樹脂は射出時はあっつあつで金型の中で冷えて固まります。その際に収縮があるんですね~。この収縮って分厚いほうがより大きくなるみたいで。突起部分の収縮が表面に影響してしまったというわけです。
こういった突起は主に強度アップのためだったり組み立てに必要だったり、無くすわけにもいかない事が多いです。じゃあどうやって改善しましょうか?
1つ目は「突起の厚みを調整する」事です。リブ等の突起を薄くしたり逆に他を厚くしたり、厚みのバランスを取る事でヒケを目立たなくすることができます。2つ目は「樹脂をパンパンに詰める」です。射出成型時に圧力をかけるんですがそれを目一杯にしてヒケが出る分も樹脂を詰め込んじゃおう!ってやり方です。この2つ目の方法を取る事は多いのですがだいたい他の部分に過負荷がかかって違う不具合が発生します。
このヒケってほぼ見た目の問題なので製品の目的や見る人、なんなら樹脂の色によっても判断がバラつく現象でもあります。身の回りの製品でヒケが出ていたら「見逃しちゃったのかな?」とか「ほかの機能との兼ね合いで妥協したのかな?」とか勝手に勘ぐる事ができるので時間つぶしにおすすめ。なんならそこから開発ストーリーのドラマでも想像すればイオンで1日溶けますよ。