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製品形状について2

お世話になっております。協和精機です。

映画とかだと2が一番面白いってよく言われますよね。私は当てはまるのハリーポッターとエイリアンくらいです。

早速、前回に引き続きどんな形なら金型で作れるのか?というお話をさせて頂きます。

上のような形状はどうでしょうか?横に突起が付きました。これは成型可能です。

基本の金型形状にただ突起を加工するとこうなってしまいます。これは上下の境界線を変える事で金型を成立させる事ができます。ちなみにこの境界のことを「パーティングライン(PL)」と言います。

赤い線がパーティングラインです。こちらを

こう変えてあげる事で上下で割る事ができます。金型だとこんな感じになります。

こういった感じでお客様の製品デザインに対して金型成立させるために形状変更をしたり、パーティングラインを決めるのが金型の打合せです。

ですが世の中いろんな形の製品があります。例えば前回例に挙げた爪。

前回は上に穴を開けましたが、それが嫌だって場合とか。

こんな感じで突起に加えて凹みがあるときとか。こういった通常の上下では成型できなくなってしまう形状は「アンダーカット」と呼ばれます。ではこのアンダーカットは無くさないといけないのか?いいえ、金型でできちゃうんです!次回はこのアンダーカットをどう処理するのかご紹介させて頂こうと思います。