2025.08.14
お世話になっております。協和精機です。
お盆ですね~。私は車通勤なんですが夏休みっぽい人もよくみかけます。今日も元気いっぱいしっかり出勤してます。はい。
というわけで今回も設備紹介していきます!3回目は型彫放電加工機!だいたい放電加工機って呼ばれています。
前回紹介したワイヤー加工と同じく電気の力を使って加工します。
まずは削りたい形に合う「電極」というものをマシニング等で製作します。電極を加工機にセットして電気を流してバチバチ!と加工品を削っていくんです。
これが電極!材質は銅やグラファイトが主です。協和精機では銅製の電極を内製して使用しています。
で、作った電極をセットして~
こんな感じでちょっとずつ当てる事で削っていきます。油のプールみたいな中で加工していて、対流させることで削りカスが溜まっていかないようにしています。
この放電加工の利点は角形状の加工ができたり細い所、狭い所にも加工ができるので他の加工機にはできない所に届く唯一無二の良さがあります。
ただ、コスト面は他の加工より比較的高価です。電極が加工物と一緒に削れて減っていくので荒仕上げ⇒中仕上げ⇒仕上げで最低3個くらいは用意する必要があります。そもそも電極も1から作るわけですからね。できる事が多い分、手間もあるというわけです。
協和精機でもおそらく一番課題(伸び代?)のある加工であると思います。技術を向上させれば加工の幅はめちゃくちゃ広がるとも思っているので日々精進します!
今回までのマシニングセンター、ワイヤー加工、放電加工の3つがあれば金型作りの加工はだいたい何でもできるんじゃないかな~という感じです。
他にも使っている機械や工具等いろいろあるのでちょくちょく紹介できればと思います。あとは会社の中も見てもらいたいので少しずつアップしていきます!